その多くが古い建物の写真なので、お客さんの中には、明らかに「!・・・???カフェだよね?」という反応の方もいらっしゃいます。
全部、大阪に現存する建物なんです。
ULTRA 2nd COFFEE AND DINERのオーナーは不動産屋で、みんなの不動産という屋号で、ちょっと普通じゃない建物や部屋を発掘して紹介する仕事をしています。⇒ http://minfudo.com/
建物なんて一度建てたら100年は持ちます。人間とよく似た寿命ですね。
でもかわいそうに20歳過ぎたらほとんど注目されない存在になっています。それどころか30歳過ぎたら「そろそろ生まれ変わりませんか?」40歳過ぎようもんなら「まだ生きるんですか?」てな扱いです。
でも丁寧に造られた建物は30歳過ぎた頃からアジが出てるんですけどね。大阪がそんなアジのある建物が並ぶ街になればいいなあと思うんですよ。
すべての始まりはこれ。そのためにはやっとアジが出てきた建物を残さなければ始まりません。でも人が使ってくれなければ建物は残りません。それをみんなの不動産でやっています。
出来立てほやほやのちやほやされている状態を過ぎ、新鮮味や機能が最新でなくなったとき、すなわち2nd Cycle が気になるのです。
人間もまったく同じで、だれでも 2nd Career を考える必要がある時代でしょ。特にULTRA 2nd のお隣りにはエルおおさか(府立労働会館)があるので、新しいスキルを身につけるために来る人、新しい仕事を探す人がたくさん利用してくれるので、スタッフも含めて、店内に2nd Careerが溢れています。
他にも、昔からTop Brandのワインをいただくより、同じ農園の葡萄を使った 2nd Label を見つけた時の方がうれしかったし、アパレルでも気に入ったブランドには不思議と上位の Top Brand がある 2nd Label でした。映画も封切ロードショーのポップコーンより七藝やシネヌーボーでお酒持ち込みの 2nd Run の方が好きやったし、マラソンも 2nd Wind が心地よかった。
自分が好きで気になるコトやモノのキーワードが 2nd だったんです。
思いあまって店の名前に付けちゃいました。
単純ですね。書いていてびっくりしました。
スタッフには 2nd は second、素敵な瞬間にするためにはどう動けばいいか、が唯一の行動指針などとこじつけてもいますが。。。
ULTRA 2nd の由来はこんな感じです。
さて、次は COFFEE についてです。